「都市国家ローマの拡大」気になるヨーロッパの歴史・・・その3
ローマに敵対したラティニ都市同盟と戦ってラティウム地方を平定した(払別三五八上削三三八)。
このとき、ラティニ系都市にはママの完全市民権を与えて植民市とし、それ以外には不完全な市民権を与えて自治市とした。
完全市民権とは、ローマの民会に出席すれば投票権を行使できるものであり、不完全喪権とは、投票権ないが、ローマ市民と同様に通婚、通商できるものである。
そのほか有力なラティニ都市とは個別に条約を結んで、同盟市としました。
ギーーシアの場合は市民権がきわめて閉鎖的であった(四五頁参照)のに対し、ローマが開放的な市民叢策を試みたことは大変轟な点です。
以上のように、市民共同体の外への拡大(植民)・ローマ市民団の契(市民権賦与)、市民権の等級付けと同盟政策(分割統治)、この三点こそ、都市国家ローマからローマ帝国に発辱る基本的要素でした。
さらに前二七二年には、南イタリアのギリシア人植民市タレントゥムを攻略して、ほぼイタリア半島を統一しました。